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No.24

森羅万象を折る
吉澤章「ORIGAMI」の世界

Contents

 吉澤章さんは、創作折り紙の作家だ。その作品を見たことがなくても、その名前を聞いたことがなくても、以外に多くの人が、吉澤さんとの接点を持っているはずだ。
 子どもの頃に折り紙の本を見た経験はないだろうか。もし手元に古い折り紙の本があったら、手にとって見てみて欲しい。そこに、吉澤さんの名前があるかもしれない。
 初めて吉澤さんの作品に出会ったとき、誰もがこう感じるはずだ。「可愛い!」と。
 とにかく可愛い。もし何かに例えるとするなら赤ちゃんの手だ。赤ちゃんの、握りしめた手の可愛らしさを思い出してみよう。その子どもが大きくなっても、思い出すと胸が熱くなる可愛いらしさだ。
 ほめ言葉はいくらでもあるが、吉澤さんの折り紙は批評するものでなく、感動するもの。
 それは、心が揺すぶられるような衝撃とは違い、穏やかな、それでいて時間がたっても色あせることのない感動である。誰もが、ゆりかごで優しく揺すられているように、胸の奥の琴線を弾かれるだろう。
 上三川町は、吉澤折り紙の原風景だ。ここで生まれて育った吉澤さんは、その空気や水、土や音、そして生きものをずっと忘れることなく、九十二才になった今も森羅万象に祈りをこめ、紙に命を吹き込む。

●企画・構成・取材・文・制作/高久 多美男
●写真/渡辺 幸宏

 

● fooga No.24 【フーガ 2004年 1月号】

●A4 約90ページ 一部カラー刷り
●定価/500円(税込)
●月刊
●2003年12月25日発行

 

おかげさまをもちまして、完売いたしました

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