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No.28

音楽の香りを
小川倫生のギタープロジェクト

Contents

「僕は文字を信用していなんです」
 小川倫生がふともらしたその言葉に衝撃を受けた。
 今、若者の音楽の主流といえば歌詞のあるものばかり。旋律に乗るか乗らないかは別としてポップス、ロック、ヒップポップにソウル、ほとんどが言葉を使う。
 そのような音楽の洪水の中で育った彼が、なぜ言葉を使わずに表現するのか。
「紙に載った文字は自分の表現を点でしか表現できない。言葉なら、点と点の隙間を直線で結ぶことができる。でも音楽ならば点と点を三次元・四次元で、微妙な揺れ動きまで自由に表現できる」
 そして、こう続けた。
「言葉は意味を限定してしまうから僕は使いたくないんです」
 私たちは、言葉という道具を使って違いに自分の思いを伝えている。相手が発した言葉の意味を、自分のもつ言葉の意味に当てはめて理解する。自分の言葉の意味に限定しながら。
 目に見えないもの。
 言葉ではないもの。
 音楽にどんな可能性があるのか。
 小川倫生は、アコースティックギターを使って、その可能性を探っているのかもしれない。

●企画・構成・取材・文・制作/大島 怜子・岩本 美香
●写真/渡辺 幸宏

 

● fooga No.28 【フーガ 2004年 5月号】

●A4 約90ページ 一部カラー刷り
●定価/500円(税込)
●月刊
●2004年4月25日発行

 

おかげさまをもちまして、完売いたしました

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