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No.66

からくり人形師 半屋弘蔵
からくりとは魂の技術である

Contents

 「それでは、工房へご案内しましょう」

 

 そう言って彼は、丁寧に置かれた手元の帽子をおもむろにかぶった。
 「その方法論は人により本当にさまざまかと思いますが、私の場合は、この帽子をかぶることが、『人形師』としてからくりと向き合う心構えの証。心に迷いがあると、良いものなどできない。まして人形に魂を吹き込むという行為は、それ相応に創り手の心が試されるのです」

 

 彼の表情が変わった。快活で気さくだった先ほどまでの彼が嘘のように、穏やかでありながらも、どこか緊張感を漂わせる表情を称えている。

 

 使い込まれた鉋を手に、無心の面持ちでからくり人形の素材を削り出していく。その延々と繰り返される所作に、まるで我が子を愛でるような気遣いと繊細さが感じられる。そこには伝統と創造への敬意と愛情にあふれる、求道を歩む根っからの技術者の姿があった。

 

日 本に数人しかいないというからくり人形師。その一翼を担う者、からくり人形師 半屋弘蔵の物語をご紹介する。

●企画・構成・取材・文・制作/河内 秀文
●写真/渡辺 幸宏

 

● fooga No.66 【フーガ 2007年 7月号】

●A4 約90ページ 一部カラー刷り

●定価/500円(税込)
●月刊
●2007年6月25日発行

 

おかげさまをもちまして、完売いたしました

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