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No.77

邪鬼、目覚める
陶芸家 藤原郁三の逆転の発想

Contents

 ギョロッとした大きな目、太くたくましい腕、膨らんだ鼻孔、大きな牙を出した口元、このいかめしい邪鬼は勇猛な雰囲気をたたえているものの、どこかユーモラスな印象を受ける。

 

 陶芸家・藤原郁三氏の作る邪鬼は、一般に知られる邪鬼とは姿が異なる。通常、邪鬼は寺の仏殿のなかで四天王の足元で踏みつけられ、無理な姿勢を強いられ、醜悪な表情をしているものだ。しかし、藤原氏の作る邪鬼たちは、寝そべったり、座ったり、立ち上がったり、自由奔放な姿で愛嬌がある。

 

 なぜ、陶壁作家として名の知られた氏が、このような邪鬼を作るようになったのだろうか。そもそも邪鬼というのは、悪者ではないのだろうか。

 

 藤原氏は、魂を揺さぶられるものに出会うと、そこに使命を見い出し、ともに生きるという選択をしてきた。日本画家を志し、陶壁作家として名を成し、邪鬼を作るまでには、いくつかの大きなドラマがあった。その生き方は情熱的で、見る者の心を惹かずにはいられない。

 

 邪鬼は藤原氏の精神の一部だ。日本画に、陶壁に、身心を捧げ続けてきた作家が、邪鬼を本来の鬼神の姿に戻すこと、それは己の精神を解放することでもあった。

 

 藤原郁三氏の人生、そして邪鬼を自然に還らせるまでの物語をお伝えしたい。

●企画・構成・取材・文・制作/青木 和子・岩本 美香
●写真/渡辺 幸宏

 

● fooga No.77 【フーガ 2008年 6月号】

●A4 約90ページ オールカラー刷り
●定価/500円(税込)
●月刊
●2008年5月25日発行

 

おかげさまをもちまして、完売いたしました

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