多樂スパイス
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紺碧の将

多樂スパイス

自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。
日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。【テキスト/髙久 多樂】

Topics

2018.08.26
長野県松代町にある旧大本営地下壕へ行こうとしたら、思いがけず象山神社に寄ってしまったことは前回書いた。象山神社を出て、旧大本営地下壕へ向かって歩き始めるや、趣のある長屋門に出くわし…
2018.08.22
長野県松代町にある旧大本営地下壕へ行こうとしたら、思いがけず象山神社があった。そう、幕末に活躍した佐久間象山を祀る神社である。佐久間象山(ぞうざんと読む)は佐藤一斎の学統を汲み、江…
2018.08.18
山を下ってくる時、思いがけないものに出会った。右の播隆上人像である。播隆上人の名は新田次郎の『槍ヶ岳開山』で知った。強烈な残像がいまなお私の脳裏に刻まれている。播隆上人は、天明2(…
2018.08.14
山に登るたび、感嘆する。高山植物の可憐な美しさに。どう考えても最悪の条件に近い。夏でも寒風吹きすさび、土は固く、周りは岩山だらけ。日中と夜の寒暖の差も激しい。湿潤な平地とは大違いだ…
2018.08.10
西穂高岳に登った。とはいえ、奥穂高岳からの縦走ルートを突破するほどの勇気も体力もない。新穂高温泉口から登るルートで、独標までを往復したというていどだから、あまり胸を張って言える登山…
2018.08.05
上野の国際子ども図書館で「楽しい古典籍おいしい江戸料理本の世界」という講演会が催された。もともと中高生向けの企画だが、一般の大人も参加できた。古典籍とは明治以前の書物をいう。そうい…
2018.08.01
いきなりパソコンがおかしくなり、操作をしているうちにディスプレイ上のデータが全部消えてしまった。この時の、引き潮のように血が引いていく感覚……。最悪のことを考えた。自宅にあるiMa…
2018.07.28
禅僧で芥川賞作家の玄侑宗久氏と医師の土橋重隆氏の対談本『死と闘わない生き方』(ディカヴァー携書)はじつに面白い本だ。物の見方が新鮮で、驚きの連続である。玄侑さんのこういう話があった…
2018.07.24
ついに暑さの記録を更新。41.1度というのだから、もはやサウナのよう。ただ、暑い暑いと言っていても気温が下がるわけではないから、気を取り直そう。ともかく、『Japanist』38号…
2018.07.20
西日本豪雨に続く猛暑……。ここ数年、天候が激しく変動している。子供の頃は気温が40度を超えるなんて想像もできなかった。ずっとお風呂に入っているような暑さなのだ。今後も平均気温は上昇…

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