大事の義は、人に談合せず、一心に究めたるがよし
伊達 政宗
大切なことは他人に相談せず、一人で必死に考え抜いた方がよい。そうすることで責任と自信がすべて自分のものになり、覚悟をもってことに当たることができる。
そして仮に失敗しても、後悔がない。これが、政宗の信念だったようだ。
たしかに答えを求めて人に相談すると、ときとして自分の考えがぶれてしまうことがある。ここぞというときの決断は、自分自身とまっすぐ向き合って下すべきなのだろう。
戦国から江戸という時代の転換期を、見事に渡りきった伊達政宗の一言である。
(110815第19回)