仕事には、「豊かな働き方」と「貧しい働き方」があります
株式会社アイパートナー代表、中小企業診断士の三村邦久は、数多くの企業や社員たちと関わる中で、ある一つの真実を見出したのだという。それが、この言葉に集約されている。
「豊かな働き方」と「貧しい働き方」とは、どういうことか。
三村氏いわく、豊かな働き方をしている人は、見た目にもいい人生を送っているように見えるし、実際、本人もそう感じているという。
一方、貧しい働き方をしている人は、見た目は覇気がなく、いつもイライラしているような感じで、出てくる言葉は愚痴や批判などネガティブなことばかりなのだとか。
三村氏がまとめた働き方の違いを、一部ご紹介しよう。
【個人の視点】
「豊か」 「貧しい」
目的 → いい人生、人間的成長 目的 → 金
口癖 → おもしろい、ありがたい、楽しい 口癖 → 無理、忙しい
教養 → 人として大切なもの 教養 → 無用の長物
変化認識 → チャンス 変化認識 → 危機、リスク
【経営の視点】
「豊か」 「貧しい」
目的 → 人の幸せ 目的 → 株主利益
期間 → 長期 期間 → 短期
戦略 → 高付加価値 戦略 → 安売り
リーダーシップ → 人徳 リーダーシップ → 命令、権力、金
いかがだろうか。
これは、ごくごく一部で、働き方の違いはまだまだある。
三村氏は、客観的な立場から、無数にある企業や働く人たちのモチベーションの違いを徹底的に調べ上げ、成長する企業や人にはある共通点があることを見つけた。
働き方は生き方と直結しているといってもいい。
一度、振り返ってみてはいかがだろうか。
あなたの働き方(生き方)は、さてどっち?
(160401 第181回)