日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言・名言】
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紺碧の将

選択によって自分が何者かが決まる

『スパイダーマン3』より

 アメコミ好きにはたまらない、スパイダーマンシリーズ。ファンなら知っているだろう。『スパイダーマン3』の最後のシーンで語られたこの言葉を。スパイダーマンことピーターが、友人ハリーから得た教訓として語られている。誤解から仲違いしていた二人がようやく和解したと思いきや、敵との戦いでハリーはピーターをかばって死んでしまう。友人の死によって、ピーターは「選択とはなにか」を学ぶのだ。

 

 人生は選択の連続である。

 朝起きてから夜ベッドに入るまで、わたしたちは大小さまざまな選択をしている。

 たとえルーティン化された日常であれ、「選択」が一日をつないでいるのはたしかだ。

 

 何を食べ、何を着て、何を履くのか。

 前後左右どちらがいいか、わるいか。

 どこへ行くのか、なんのためにそれをするのか。

 

 見るもの、聴くもの、触れるものすべてに選択肢があり、それは無数にある。

 

 何を選ぶかは自由。

 好きでしていることも、そうせざるを得なくてしていることも、

 どちらであってもそこに身を置いているなら、自分がそれを選んでいるということ。

 選んでいるのは自分だ。

 

 何が正しいかはわからないからこそ、人は間違った選択もする。

 いいと思って選んだとしても。

 

 何が正しいかで悩んでいたピーターは、ハリーの死で気づくのだ。

 

「どんな状況になっても、どんな心の葛藤があっても、人は常に自分の道を選択できる。友人のハリーはそう教えてくれた。ハリーは、彼にとってベストな道を選んだ。

 選択によって自分が何者かが決まる。そして私たちは常に正しい道を選ぶことができる」

 

 何を選び、どう生きるのか。

 選択権は自分にある。

 

「美しい日本のことば」連載中

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(200219 第618回)

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