2015年の記事
2015.07.30
英国の歴史家であり評論家のトーマス・カーライルはゲーテとの親交も深く、日本でも内村鑑三や新渡戸稲造、夏目漱石などに多大な影響を与えた。人は、物事がうまくいかないときなど、逆境に対し…
2015.07.27
山本兼一の遺作とも言える『夢をまことに』は、鉄鍛冶職人・国友一貫斎藤兵衛を描いたもの。どうすれば人の役に立つ物を作ることができるのかと問い続け、作り続けた江戸後期の職人の口癖。標題…
2015.07.26
初めて登山にチャレンジする人をアテンドすることになった。さて、どこがいいかと思案した。その人はかなり体力はありそうだが、いきなり3000メートル級はきついだろう。しかし、3000級…
2015.07.19
また季節が4分の1進んで、新しい『Japanist』が仕上がる。今号の表紙は藤間久子さんの写真。深閑とした森の、苔生した石段に生えるドクダミの風情がなんともいえない。ドクダミは名前…
2015.07.12
いつものようにランニングを終えて戻ると、娘が血相を変えて「パパァ、海を病院へ連れて行って」と言う。なにごとかと聞くと、急に歩けなくなってしまったと。見ると、座ったまま動くことができ…
2015.07.05
前回に続き、京都ネタを。京都に大好きな店がある。スポンタネ。以前は「ビストロ・スポンタネ」だが、今は「レストラン・スポンタネ」と名乗っている。以前も食事の内容は明らかに「レストラン…
2015.07.02
この強烈な言葉は、ポーランドの詩人によるもの。世の中に迎合したものはゴミだと言い切っている。ほんとうに価値のあるものは、世間の批判を浴びても、我が道を行く、と。考えてみれば、そうだ…
2015.06.28
お寺や神社は人の心の拠り所になりえる場所だから良い悪いの判断は馴染まないかもしれない。しかし、実際、いろいろな寺社仏閣を巡っていると、どうしても「良いかそうでないか」、あるいは「好…
2015.06.24
水を掬(きく)すれば月手にあり花を弄べば香衣に満つ。月夜、手に水を掬うと水面に月が映っている。月とは人間誰しもが持っている仏性、天性であろう。花を触っていると、その香りが衣服に付く…
2015.06.21
去る4月、社屋を売却し、移転するにあたって、じつに多くのモノを捨てた。かなり収納力があった社屋だったので、よけいにそうだったのだが、途方もないモノが溜まっていたのだ。あまり吟味する…