2017年の記事
2017.05.11
思想家であり作家であった吉本隆明の言葉……だったと思う。娘である作家のよしもとばななが、子供の頃に父の隆明からそう言われたということを何かの本で読んだことがある。あれは何の本だった…
2017.05.10
今年のGWは長かったらしいが、私はいつものように「読む・書く・走る・飲む」。ここぞとばかり、イベント目白押しの人がたくさんいる中、じつに心静かなGWだった。ひとつ、思わぬ僥倖に遭遇…
2017.05.08
古代アテナイの喜劇作家であり風刺作家のアリストパネス(アリストファネス)は、ソクラテスやソフォクレス、エウリピデスらと同時代を生き、プラトンの『饗宴』にも語り手として登場している。…
2017.05.06
なんとも武骨で大胆な花器である。銀座一穂堂から個展の案内が届き、図録を見た瞬間、「欲しい!」と思った。ここ十数年、あまりないことである。一穂堂は『Japanist』でも紹介した青野…
2017.05.05
ニーチェやソロー、ボードレール、ウルフ、福沢諭吉、宮澤賢治、内村鑑三などに多大な影響を与えたとされるラルフ・ウォルドー・エマソン。彼の言う「自己信頼」とは、内なる声に従えというもの…
2017.05.02
故、法隆寺の宮大工棟梁、西岡常一の言葉は以前にも本欄で紹介した。ちょっと長いが、西岡棟梁の言葉はいくら紹介してもし足りない。どれもこれもが本質本源、この世の真理を言い当てているよう…
2017.05.02
好きなことは、だれにもひとつやふたつはある。しかし、夢中になれるものをもっている人は存外少ない。弊社(フーガブックス)刊、『ビーズの見る夢木曽康子のビーズワークコレクション』が仕上…
2017.05.01
銀行員から経営者へ現在、荒井さんはNPO法人菜の花街道、荒井退造顕彰事業実行委員会でともに代表をつとめ精力的に活動をなさっておられます。これまでの歩みはどのようなものだったのでしょ…
2017.04.29
『風姿花伝』からの抜粋は、以前も本欄で紹介したことがある。古くから伝わる能の口伝書とはいえ、その内容は能の世界だけにとどまらない。普遍的な人生訓は、いつの時代にも新鮮な響きをもって…
2017.04.28
先日、フランス大統領選挙に関するニュース番組を見ていて、意外なことに気づいた。ルペン候補を支持している人の発言だった。その人はこう言ったのだ。「アメリカも日本も自国第一主義でしょう…