2021年の記事
2021.06.06
「鉄の女」との異名をとり、〝英国病〟に苦しんでいたイギリスを立ち直らせた辣腕政治家。筆者は彼女をもっとも偉大な政治家の一人にあげている。上掲の言葉の意味は「勝つためには、一度ならず…
2021.06.05
『背徳者ユリアヌス』や『西行花伝』『嵯峨野明月記』などで知られる小説家、辻邦生さんの言葉を紹介。夫人いわく「たえず書く人」だったという辻さんは、まさに努力の人だったらしい。まだ大学…
2021.06.04
本コラム初登場の日本人は、サンディー(本名:鈴木あや。アメリカ人と日本人とのハーフ)。一部のファンを除き、あまり知られていないようだ。本コラムではダイアナ・クラールやリンダ・ロンシ…
2021.06.01
天行は健なり。君子もって自彊(じきょう)して息(や)まず。これは易経の一節で、「天体の運行(天行)は、常に規則正しく動き時を刻み誠に健やかである。人々の上に立つ君子たるものは,この…
2021.06.01
詩人、吉野弘の「祝婚歌」で見つけた。「二人が睦まじくいるためには…」と始まるこの詩は結婚する二人に贈られる詩として有名だが、それだけにしておくのはもったいない。老若男女問わず、いい…
2021.05.31
新穂高から西穂高岳へ登るコースの途中に、播隆(ばんりゅう)上人の石像がある。目にしたとたん、『槍ヶ岳開山』を読んだときの感懐がよみがえった。日常のふとしたことで読書の記憶が意識の表…
2021.05.31
去る3月のある日、体を冷やしてしまったことが発端で咳が止まらなくなった。胸につかえる感じや膨満感もあり、それに伴って鈍い痛みを感じることもあった。じつは30年近く前、風邪をこじらせ…
2021.05.30
『若草物語』で知られる、アメリカの小説家の言葉。「雲の向こうは、いつだって青空よ」飛行機に乗っているとき、眼下は分厚い雲で覆われているのに、その上には燦々と太陽の光が注いでいること…
2021.05.28
拙著『葉っぱは見えるが、根っこは見えない』で、自分の葬儀の際に流してほしい曲を10曲ほど挙げたが、その筆頭がこの曲だった(だからなに?と言われそうだが)。私が好きな室内楽は数多くあ…