2021年の記事
2021.10.14
放浪の詩人、種田山頭火の人生の基本原則はこれだったらしい。裕福な家庭に育った山頭火の心の内には、幼少期に体験した母親の自殺がずっと暗い影を落としていたという。俗世で味わった空虚感も…
2021.10.11
東京日比谷の帝国ホテルのエントランスロビーには、季節の花が大きく盛られ、ゲストを迎える「ロビー装花」として広い館内を華やかに引き締めている。ひと月ごとの入れ替えなのであろうか、いつ…
2021.10.11
横綱白鵬関がついに引退した。名実ともに大横綱だった。いろいろと物議を醸すこともあったが、それによって白鵬関の輝かしい業績がいささかも減じることはない。意識の高さでも群を抜いていた。…
2021.10.10
「くるみ割り人形」でおなじみ、ドイツの作家、エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマンの言葉だ。作曲家、音楽評論家、画家、法律家と、さまざまな顔をもつホフマンが多彩な才能を開花さ…
2021.10.10
14〜15世紀に生きたイギリスの劇作家ジョージ・チャップマンの言葉。意味は「愛は、自然界の第二の太陽である」。Natureが大文字になっていることから、ただの自然ではなく創造主とい…
2021.10.10
「日本人は留学生もビジネスマンも、海外で自国のことについてスピーチする機会があってもほとんど話すことができない」と聞く機会が多かったことから、「自分もそうかもしれない。それなら自分…
2021.10.05
全米を沸騰させたアメリカ大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手の熱いシーズンが終わった。最終戦で46号先頭打者本塁打を放ち勝利に貢献。誰もが認める彼の大活躍の裏には、想像を超える努力が…
2021.10.05
「どっちのブラームスが好き?」というのと同じくらい、「どっちのラフマニノフが好き?」は答えるに難しい問いである。もちろん、どっちのというのは「どっちのピアノ協奏曲が」という意味だ。…
2021.10.04
本日、岸田政権が発足する。長期安定政権になることを願っているが、望みは薄いと思っている。岸田氏は宰相の器だと思うが、国民(特にマスコミ)が飽きっぽい。政権発足時の新鮮さがなくなるや…
2021.10.03
自信というものはやっかいだ。足りなければ不安を誘い(自信喪失)、過ぎれば驕慢になる(自信過剰)。古代ギリシャの哲学者ソクラテスは無知の知を説いた。私が知っているのは、自分が何も知ら…