2022年の記事
2022.12.31
禅の公案集『碧巌録』にある言葉のひとつ。「風流」という言葉の発端がこれらしい。年末の「ちからのある言葉」にふさわしいかどうかはわからない。ふと頭に浮かんだのが、この言葉だった。臨済…
2022.12.26
来年度の国の予算が決まった。総額114兆3812億円。前年度より6兆4400億円アップしている。国債に頼る予算編成は相変わらずで、なんと歳出の3分の1を借金でまかなうというアンバラ…
2022.12.25
オリジナリティが重要だという話をよく聞く。とりわけ芸術(アート)の分野において。音楽のジャンルで究極のオリジナリティといえば、その人が持って生まれた「声」だろう。こればかりは練習で…
2022.12.22
マッキンリーの山に消えた日本が誇る登山家、植村直己さんの言葉(?)。というより、生き方だろう。某フリーペーパーで同じく登山家で環境活動家の野口健さんが語っていた。高校生の頃に旅先で…
2022.12.19
皇居の平川門近く、和気清麻呂像の前に、半身をむき出しに立つイチョウが立っている。周囲に高い樹木はなく、通りを隔てた反対側には気象庁や東京消防庁の建物がある。この木は、関東大震災の生…
2022.12.16
個展開催日に漕ぎ着けるまでは、一言では語れない紆余曲折がある。それがいざ当日となると様相は一変する。ドーンと花火が上ったのだからくよくよしたって始まらない。後は野となれ山となれ、み…
2022.12.15
軽妙で清々しい時代小説である。江戸時代、改暦のために各地を歩いて天文観察をし、ついにひとつの真理にたどり着いた若き算額者・渋川春海(2代目安井算哲)の話。春海は囲碁打ちの天才でもあ…
2022.12.14
某新聞の人生案内の欄で、この言葉を見つけた。読んだ人も多いだろう。「老い」を恐れる女性相談者に対し、スポーツ解説者の増田明美さんが贈った言葉である。日本と西欧との「美の基準」は、成…
2022.12.12
西洋史や中国史においてジェノサイド(大量虐殺)はあまたあるが、日本史においてはほとんど見られない。そのなかで〝孤軍奮闘〟したのが織田信長である。伊勢長島の一向一揆や比叡山延暦寺での…
2022.12.07
伝説のパティシエ、西原金蔵氏の名言のひとつ。2018年5月31日、65歳の誕生日をもって、惜しまれつつも京都の洋菓子の名店「パティスリー・オ・グルニエ・ドール」を閉店、2019年に…