2023年の記事
2023.03.03
世界的に知られる椅子研究家の織田憲嗣さんの言葉だ。某新聞の特別面で紹介されていた織田さんの暮らしの文面で見つけた。高島屋勤務を経て独立後、グラフィックデザイナーなどの仕事をしていた…
2023.03.02
京都市壬生で、生地の整理加工業を営んで61年。今年86歳になる川本さんは、今も変わらず仕事を続けています。戦中から、時代の変化や生地の整理加工業の変遷など、お話を伺いました。幼い頃…
2023.03.01
かつて、方向感覚を磨くことは、人間が生きていくうえで必須だった。食料を求めて遠くへ出かける。しかし、棲み家に戻れなければ、雨露もしのげず、暖もとれず、備蓄した食料を食べることもでき…
2023.02.27
東京駅丸の内南口の「KITTE」地階で「ラーゲリからのメッセージシベリア抑留の記憶をつなぐ」展が開催されている。第二次世界大戦の終戦後、日本軍捕虜や民間人約57万5千人がソ連によっ…
2023.02.25
23歳から24歳にかけて失業していたことがある。とくだんそれを恥ずかしいこととは思わず、毎日いろいろな人に会い、好きなことをして自由を謳歌していた。失業保険給付が終わってから、バイ…
2023.02.20
ずっと前から疑問に思っていたことがあった。江戸の五街道のなかに甲州街道が入っていることが。言うまでもなく、なんらかの必要性があって五街道は整備された。例えば、東海道と中山道は江戸と…
2023.02.17
版画家、棟方志功の言葉である。作品・文集『棟方志功ヨロコビノウタ』の中の、1954年に製板された『華狩頌』という作品に添えられている。鳥や獣がいる花咲く森の中で、武器を持たず馬に乗…
2023.02.15
本書に収められている歌は、全部で1979首。見開きに6〜7首が収められ、欄上に細かい字で説明・解説が付されている。それらを読んで、これはと思ったものをワードに写し、何回も諳んじるの…
2023.02.13
出張や旅行などであちこち回っていると、だんだん自分の好みの街がわかってくる。長い歴史や深い文化をもつ都市はもちろん好みではあるが、かといって閉鎖的なところはちょっと……。なぜか日本…
2023.02.10
染色家の志村ふくみさんは草木から色を引き出すプロフェショナルだが、色といっしょに草木の言葉も引き出したのだろうか。蓄えた言葉の色のゆたかなこと。随筆『語りかける花』には、草木に耳を…