2023年の記事
2023.08.01
本書は著者の講演記録をもとに加筆したものである。タイトルは国家論を思わせるが、一人ひとりがこれからどう生きるべきか、がメインのテーマである。内容は歯に衣着せぬ本質を突いたものばかり…
2023.07.25
かつてロックは総合芸術であった。ロックの成り立ちは、たしかに安物で低俗なものだった。が、短期間に驚くべき発展を遂げ、アルバムコンセプトのトータル性や創造性(それまでにないスタイルの…
2023.07.21
今年の朝ドラの主人公は牧野富太郎である。私は朝ドラは見ないが、家人が見ており、ときどき富太郎のエピソードを聞かされる。そのつど、なるほどと思う。2013年、取材で高知を訪ねたおり、…
2023.07.15
途方もない量を書き続けたバルザックの作品群の中から、どれか一冊を選べというイジワルな質問があったとする。かなり、悩むことになるだろう。本コラムで紹介した『ペール・ゴリオ』かメディア…
2023.07.14
近代日本画の大家の一人、小林古径の言葉である。美しい品のある線と瑞々しい清らかな色が特徴の古径の絵は、見るものの背筋まで、すーっと伸ばす。絵から立ちのぼる神々しいまでの品格がそうさ…
2023.07.11
長野県立博物館でのこと。館内を見てまわっているとき、ある部屋で10人ほどが古書を相手に懸命に仕事をしている光景に出くわした。ガラス窓から覗いていると、年配の女性が、「なかでご覧にな…
2023.07.10
現代であれば、デヴィッド・ボウイはあれほど「キワモノ」の烙印は押されなかっただろう。しかし、1970年代、彼の奇抜な出で立ちと行動は好奇の目にさらされ、さまざまな批判を浴びた。そん…
2023.07.02
いわく、なにもないところからは、なにも生じない。若いころ、ネイティブのような英語の発音を〝売り〟に活躍していたDJの小林克也氏(現在も活躍中)が、あるラジオ番組で若い女性からこんな…
2023.07.02
長野県に斑尾山(まだらおやま)という山がある。スキーが好きーな人は、斑尾高原と聞けばピンとくるだろう。標高1,381メートル。お手軽登山にピッタリの高さである。ところが、意外にも苦…
2023.07.01
CIAのウソ発見器技術者クリーヴ・バクスター氏は、ひょんなことから、植物が人間の想念に反応することを発見する。ちなみにウソ発見器は、人間がウソをついているとき皮膚の上を流れる電流が…