2023年の記事
2023.06.29
『論語』の一節、「敏にして学を好み、下問を恥じず」を取り上げた。生前、評判の悪かった孔圉(こうぎょ)の死後の諡(おくりな)が「孔文子」と立派になっていることを、子貢が師の孔子に質問…
2023.06.25
10代の半ばくらいからずっと熱心に音楽を聴きつづけてきたから、たいがいのことには驚かないが、久しぶりに度肝を抜かれた。サマラ・ジョイに、である。「これが21歳の歌か!」彼女が21歳…
2023.06.19
月に1度、かれこれ13年くらい通っている男性専科の美容室へ行く。先日のこと。洗髪台のある空間(ちょっと薄暗くて快適)の片隅に季節の花が活けられているのを見て、「これはアジサイですか…
2023.06.18
「プロボクサー村田諒太」を引退した、村田諒太さんの言葉を紹介。これは彼の読書感想である。アスリート随一の読書家としても知られる村田さんは、雑誌『Number』で「王者の本棚」という…
2023.06.15
水村美苗のこの作品は、『私小説』以来、7年ぶりだった。大胆な名前である。長く日本の文壇において主流を占めてきた私小説という手法へのアンチテーゼであることは一目瞭然だが、読み始めて、…
2023.06.11
徳川家康の江戸入府の際に行われた江戸湾埋め立てについて興味をもち、調べた。すると、いろいろなことがわかった。なかでも驚いたのが、現在のJR御茶ノ水駅周辺はかつて神田山と呼ばれていた…
2023.06.10
時には新しめの音楽を取り上げよう。毎週、小林克也の「ベスト・ヒットUSA」を観ている。とりあえず現代のロック・ポップシーンをチェックしておきたいと思っているからだ。大半は私の好みに…
2023.06.04
夢見ることができれば、それは実現できる。このような意味の格言はいくらでもある。それほどに「夢を見つける」ことは難しいのだ。人間は、自分で見つけた夢は実現しようと精一杯の努力をする生…
2023.06.03
ローマ時代のストア派を代表する哲学者、エピクテトスの言葉を紹介。出自が奴隷、のちに私塾講師にまで上り詰めたエピクテトス。その根本思想はおそらく、ものごとは考え方ひとつで「幸」にも「…