いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
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徳川家康
知勇をめぐらす傑物が群雄割拠した戦国時代、最終的な勝者になるのは天文学的な確率であろうが、それを仕留めたのは、家康であった。そんな家康の真骨頂が、この言葉に表れている。曰く、負けを知らない者は大きな代…
与謝野晶子
明治から昭和初期にかけて活躍した歌人・与謝野晶子。当時タブーであった女性の官能を鮮やかに描いた『みだれ髪』や、軍国主義の風が吹き始めた時代に『君死にたもふことなかれ』を発表するなど、その大胆な創作に世…
田口佳史
人は何のために生きるのか。これは古今東西、問われ続けてきた人生の大命題である。それに対し100%正しいという答えがなかったから問われ続けてきたともいえる。しかし上掲の東洋思想家・田口佳史氏の言葉を聞い…
ギ・ド・モーパッサン
辻邦生は、芸術をテーマにしたエッセイ集『美神との饗宴の森で』のなかで、フランス人独特の恋愛観を、モーパッサンの短編を援用してみごとに活写している。夫の裏切りに対し、復讐をした女性を擁護する孫娘に対し、…
トーマス・エジソン
本コラムは「ちからのある言葉」というタイトルである。このエジソンの言葉自体は力をもっているものの、ここで書かれていることと現況を鑑みると無力感を覚えてしまう。エジソンが生まれたのは1847年。この言葉…
ウェイン・ダイアー
ウェイン・ダイヤーはアメリカの著述家で、なぜか故渡部昇一氏が若い時分、いくつも翻訳している。私が20歳の頃、友人がこの人の著作にはまっていて、しつこく薦められた記憶がある。いわゆる啓発本の一種といって…
(東本願寺の前に掲げられていた言葉)
東本願寺の前を歩いているとき、見つけた。どうして世の中に争いごとがなくならないのか。それはだれもが幸せになりたいと願っているからだろう。しかし、幸せになりたいと思うことが悪いはずがない。問題は「自分だ…
吉川英治の『新書太閤記』より。戦国時代、巧言令色の輩が溢れていた。言葉や顔色をうまく飾り、相手をだしぬく。場合によっては命を奪う。つまりその時代、人物を見抜く目がなかったら自分の命が危うかったというこ…
エピクテトス
紀元1世紀後半、ローマ帝政時代に生きた哲学者エピクテトスの言葉。エピクテトスは奴隷という出自に加え、不自由な体、国外追放処分、不安定な収入(塾の講師だった)など、理不尽の塊ともいえる境涯に生き、それで…
アリストテレス
このような意味を含んだ箴言は枚挙にいとまがない。それほどゆるぎない真理といえる。まさにローマは一日にしてならず。地道に一歩一歩前へ進まなければ、遠い目的地にたどり着くことはできない。しかし、これだけい…