人を用ゆる道は、その長所を取りて短所はかまわぬことなり
新井 白石
人を使うときは、長所を見て短所は気にしないことである。
我々はどうしても人の足りないところ、欠けているところに目が向いてしまいがちだが、そもそも完璧な人間などいるはずがない。
それならば、その人が持っている良いところだけを見るようにしたいもの。短所ではなく長所で評価することで、その人も存分に才能を生かせるはずだ。
社会や組織全体でみれば、その一人ひとりの欠点となるところは、必ず他の誰かが補っているものだろう。
(111115第26回)