一期一会
井伊 直弼
あまりにも有名なこの言葉。
「一期一会」を座右の銘やモットーとされている方も多いのではないだろうか。
井伊直弼は幕末の重要な政治家であるとともに、茶の湯を愛した文化人でもあった。直弼の言葉とされる「一期一会」だが、利休の弟子・宗二が「一期に一度の会」という表現を使っていることから、直弼のオリジナルではないことがわかっている。
「一期一会」の核心は、「もう一度会うことができるのか?」ということ。
人にせよモノにせよ「これで二度と会えないかもしれない」という気持ちをもって、接したいものである。
(120215第32回)