いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
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松下幸之助
経営の神様、松下幸之助翁の言葉をいま一度。経営とは会社のことだけをいうのではない。辞書によれば「力を尽くして物事を営むこと」「工夫を凝らしてものをつくること」「あれこれと世話や準備をすること」とある。…
鎌田浩毅
火山学や地球学を専門とする地球科学者の鎌田浩毅氏。現在は京都大学の教授も務める彼の著書『座右の古典』で、フィリップ・ハマトンの『知的生活』が紹介されていた。そのハマトンの仕事観を鎌田氏がわかりやすく要…
ヨハン・セバスティアン・バッハ
音楽の父、J・S・バッハの言葉だ。バロック音楽の巨匠で「大バッハ」とも謳われたバッハ。その崇高な音楽は聴くものを天上へといざなうかのごとく美しい。それというのも、バッハは先祖代々ルター派のプロテスタン…
中村桂子
生命誌研究者であり理学博士の中村桂子さんの言葉を紹介。「ふつうの女の子」だったから「当たり前の日常を生きるというのはどういうことか」と、生命にとっていちばん大切なことを考えることができたのだと、中村さ…
皆川明
ファッションブランド「minaperhonen(ミナペルホネン)」代表、デザイナーの皆川明氏の言葉だ。「せめて100年つづくブランドに」と、たったひとりで立ち上げたというこのブランド。25年を経た今は…
レイチェル・カーソン
『沈黙の春』で知られるレイチェル・カーソンの言葉を紹介しよう。友人からの一通の手紙をきっかけに生まれたと言われるこの名著は、農薬使用が盛んだった1962年、世界に先駆けていち早く環境問題を取り上げたこ…
岡倉天心
芸術家というのは創作ができる人だけを言うのではないのだと、彼を知ってそう思った。岡倉天心。アーティストではなく美術運動家として近代日本美術の発展に尽力した、真の美の巨人である。明治期に出版された名著『…
まど・みちお
ちいさい命を歌いつづけた詩人、まど・みちおが出身校の子供たちに送った手紙の中の一文である。だれよりも子供らしい心をもったまどは、生涯をとおして小さな命の声に耳を傾けていた。彼が耳にした小さな命の歌声は…
芥川也寸志
日本を代表する音楽家、芥川也寸志の言葉である。芸術的才能は父親の龍之介以上だったのではないかと思わせるほど、彼の音楽活動は多岐にわたっている。クラシック音楽、映画音楽、放送音楽、童謡と作曲は幅広く、テ…
『颶風の王』より
北海道の大地で酪農を営む元羊飼いの小説家、河﨑秋子のデビュー作『颶風の王』にこの言葉はある。明治の開拓期に東北から北海道へ移り住んだ捨造の、馬に生かされた運命と、その恩恵による命のリレーが描かれたこの…