いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
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滝野瓢水
江戸中期の風変わりな俳人、滝野瓢水の句である。俳諧にのめり込み、放蕩の末、受け継いだ稼業を没落させた瓢水。晩年、仏門に入り俳句三昧に暮らしていたところに彼を慕って訪れた禅僧にしたためた句だ。執着のない…
茂木健一郎
脳科学者の茂木健一郎の言葉だ。以前、NHKの番組「100分de名著」で『赤毛のアン』の解説者として茂木氏が出演していたときのテキストの中にこの言葉があった。子供の頃から『赤毛のアン』ファンだったという…
孟子
「性善説」を唱えた儒学者、孟子の言葉を紹介。儒教が「孔孟の教え」とも呼ばれるように、孔子についで儒教の中心的存在である孟子。理想主義で正道まっしぐらの教えは綺麗事のようにも思えるが、効率重視ですべての…
武田信玄
戦国時代最強の武将、「甲斐の虎」こと武田信玄の言葉だ。永禄12年、武田軍は甲府の館で小田原城を攻める軍評定を開いていた。家来たちが進軍の道筋と日程を論じているのに対し、信玄は一人、退却の道を考えていた…
まどみちお
「やぎさんゆうびん」「ぞうさん」「一年生になったら」などで知られる、詩人まどみちおの言葉を紹介。104歳で亡くなるまで創作活動に励み続け、数多くの作品を残した「まどさん」。その多くは子供のまなざし。子…
福沢諭吉
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと言えり」の冒頭で始まる「学問のすすめ」。一万円札でお馴染み、福沢諭吉の代表作である本書にこの言葉があった。福沢はとにかく、学ぶことが人生の要諦だと説いた。…
絵本『最初の質問』より
むずかしい活字に疲れたとき、それでも何かを読みたいとき、手にするのは絵本。子供向けのもの、大人向けのもの、どれを手にとっても安らかな気持ちになる。とりわけ、やわらかい色彩の絵本はながめているだけでほっ…
川瀬敏郎
いけばなの「たてはな」と「なげいれ」の探求、創作に邁進する花人、川瀬敏郎氏の言葉だ。「花は野にあるように」と、野に咲く花の姿そのままを切り取り花をいける。野から運ばれてきたにもかかわらず、家屋にいるこ…
岡部伊都子
数回前に紹介した岡部伊都子の言葉をもうひとつ。出処は同じ。著書『観光バスの行かない……』より抜粋した。彼女の審美眼にはほれぼれする。歳を重ねて気づくことがある。ほんとうに「すごい人」というのは、目立た…
出口治明
無類の読書家として知られる、ライフネット生命保険株式会社創業者、出口治明氏の言葉を紹介しよう。「すぐに役立つものはすぐに陳腐化する」と、どこかで聞いたことのあるセリフで、簡単便利な現代社会に警鐘を鳴ら…