いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
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柴山桂太
『静かなる大恐慌』の著者である京都大学大学院准教授の柴山桂太氏の言葉である。政治学者としても知られる柴山氏は、現代のグローバル化に対し20年以上も前から警鐘を鳴らし続けている人物。今後は「脱グローバル…
城山三郎
経済小説の草分け的存在である小説家、城山三郎の言葉を紹介。東京裁判で唯一文官として絞首刑となった元首相、広田弘毅の生涯を描いた小説『落日燃ゆ』を知っている人も多いはず。この言葉は、城山氏の造語「一日一…
ニーチェ
ちょっと前にも紹介した。ニーチェの言葉をもうひとつ。格言、至言の多いニーチェだから、ひっかかる言葉は人それぞれだろう。しかしこの言葉には、どきっとした。飽きっぽい性格には痛い一言である。 ちょっとかじ…
チャールズ・ウィリアム・エリオット
米ハーバード大学の学長を40年間も務めたチャールズ・ウィリアム・エリオットの言葉だ。アメリカの高等教育を改革したことで知られているチャールズ・W・エリオットは、それまで必須科目だったものを自由選択制に…
若泉敬
こんな人がいたとは知らなかった。1972年に沖縄が日本に返還されたとき、佐藤栄作首相の「密使」として日米間を奔走し、交渉を成し遂げた影の立役者こそ、若泉敬氏である。国際政治学者で、防衛庁防衛研究所の所…
ニーチェ
ドイツの哲学者、フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェの言葉を紹介しよう。古典文献学者でもあったニーチェは、有名な『ツァラトゥストラはかく語れり』を始め、数多くの文献を残している。彼の思想哲学を集めた「…
大阿闍梨 酒井雄哉
千日回峰行を2度満行した天台宗北嶺大行満大阿闍梨、酒井雄哉老師の言葉だ。千日回峰行とは、約7年かけて比叡山を1000日間、回峰巡拝するなど、自害も辞さないと言われる天台宗独特の荒行である。酒井老師は、…
ラブレー
フランス・ルネサンスを代表する作家であり医師のフランソワ・ラブレーの言葉を紹介。宮本輝の『流転の海』シリーズ、第5部「天の夜曲」のあとがきに引用されていた。小説の出来事がすべて実際にあったかどうかはあ…
前田昌道老師
大徳寺住職、前田昌道老師の言葉だ。茶事の出張料理人である半澤鶴子さんが、旅の道中で大徳寺を訪れ、老師に悩みを打ち明けたときに語られた言葉である。数年前にNHKで放送された「女ひとり70歳の茶事行脚」と…
『流転の海』より
ふたたび宮本輝の『流転の海』から。主人公、松坂熊吾のセリフである。破天荒なのに、どうしてこうも本質的な言葉ばかりが出るのか。いや、破天荒ゆえに酸いも甘いも、善も悪も知り尽くしているのだろう。熊吾のよう…