いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
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織田憲嗣
世界的に知られる椅子研究家の織田憲嗣さんの言葉だ。某新聞の特別面で紹介されていた織田さんの暮らしの文面で見つけた。高島屋勤務を経て独立後、グラフィックデザイナーなどの仕事をしていたという織田さん。仕事…
棟方志功
版画家、棟方志功の言葉である。作品・文集『棟方志功ヨロコビノウタ』の中の、1954年に製板された『華狩頌』という作品に添えられている。鳥や獣がいる花咲く森の中で、武器を持たず馬に乗って狩猟をする古代人…
『語りかける花』より
染色家の志村ふくみさんは草木から色を引き出すプロフェショナルだが、色といっしょに草木の言葉も引き出したのだろうか。蓄えた言葉の色のゆたかなこと。随筆『語りかける花』には、草木に耳を傾ける志村さんの姿が…
坂村真民
仏教詩人、坂村真民の詩のタイトルである。一度は目にしたり、耳にしたことがあるのではないか。誰でもわかる直球の言葉だからこそ、胸に残る。詩の内容は知らなくても、タイトルだけでじゅうぶん伝わる。詩そのもの…
ハリエット・ローラー
前回につづき、映画『あなたの旅立ち、綴ります』から。ハリエット・ローラーの言葉をもうひとつ紹介しよう。どちらも甲乙つけ難く、どちらにしようかと迷った片方の言葉だ。生前に訃報記事を書くよう依頼した地元の…
ハリエット・ローラー
映画『あなたの旅立ち、綴ります』の中で、シャーリー・マクレーン演じるハリエット・ローラーが語った言葉だ。自信家で嫌われ者のハリエットは、あることをきっかけに人生の終活をするのだが、映画の後半、余命わず…
『碧巌録』より
禅の公案集『碧巌録』にある言葉のひとつ。「風流」という言葉の発端がこれらしい。年末の「ちからのある言葉」にふさわしいかどうかはわからない。ふと頭に浮かんだのが、この言葉だった。臨済宗福聚寺住職で芥川賞…
植村直己
マッキンリーの山に消えた日本が誇る登山家、植村直己さんの言葉(?)。というより、生き方だろう。某フリーペーパーで同じく登山家で環境活動家の野口健さんが語っていた。高校生の頃に旅先で出会った植村さんの著…
増田明美
某新聞の人生案内の欄で、この言葉を見つけた。読んだ人も多いだろう。「老い」を恐れる女性相談者に対し、スポーツ解説者の増田明美さんが贈った言葉である。日本と西欧との「美の基準」は、成熟度があまりにも違い…
西原金蔵
伝説のパティシエ、西原金蔵氏の名言のひとつ。2018年5月31日、65歳の誕生日をもって、惜しまれつつも京都の洋菓子の名店「パティスリー・オ・グルニエ・ドール」を閉店、2019年に店名も新たに土日限定…