いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
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若松英輔
随筆家、評論家の若松英輔氏の言葉。著書『言葉の贈り物』にあった。「信と知」という随筆で、「信じる」ことと「知る」ことの間にある危険性を説き、真の信というものを紐解いている。唸り、うなずくこと数知れず。…
加藤唐九郎
陶芸家の加藤唐九郎の言葉だそうだ。染色家の志村ふくみさんの著書『語りかける花』で見つけた。加藤唐九郎は1960年の「永仁の壺事件」の当事者。桃山時代の陶芸の研究や再現をするうちに、古瀬戸の贋作を行うよ…
幸田文
幸田露伴の娘、幸田文の言葉である。随筆『木』で見つけた。静岡県と山梨県の境、阿部峠に行った時の話だった。楓の純林が一斉に芽吹くところを見たいと、自然保護課に頼んで5月の連休に訪れたという。人によって花…
長田弘
詩人、長田弘の言葉だ。「カレーのつくりかた」の中にあった。といっても、これはカレーのレシピではない。詩である。カレーの作りかたを、そのままつづったら詩になった、という感じ。だから、長田流カレーのレシピ…
瀬木比呂志
法学者で裁判官の瀬木比呂志氏の言葉だ。著書『リベラルアーツの学び方』でみつけた。裁判官の真実を暴いた著書も多く出している彼は、リベラルアーツを学んでいるだけあって、ものの見方が多面的でおもしろい。人ひ…
小林秀雄
なんど取り上げただろう。小林秀雄。これも彼の言葉である。『モオツァルト』の評論にあった。モーツァルトの人生の歩み方を考察している中で出てきた言葉だ。評論家の私的な見解だろうけれど、胸にしまっておくのも…
マルコム・フォーブス
経済誌『フォーブス』の発行人、マルコム・フォーブスの言葉だ。創刊者の父親の後を引き継いだ彼は、もともと政界の人だったという。パーティー好き、美術品や飛行機、バイク、ヨットなどの熱心なコレクターとしても…
『法句教』より
お釈迦さんの言葉である。『法句教』にあるそうだ。いつか読んだ染色家の志村ふくみさんの著書『語りかける花』で見かけた。お釈迦さんは、この世のすべてをお見通しである。この言葉に出会うタイミングも、お見通し…
ことわざ
数ある諺のひとつ。言い方ちがいの「葉を截(た)ちて根を枯らす」もあるが、こうなるともちろん意味も変わる。論語などと同じように、使い方、使う人間によって言葉は薬にも毒にもなる。 一本の木を育てるのは容易…
シラー
ベートーヴェンの交響曲第9番『歓喜の歌』の詩で有名なドイツの詩人、フリードリヒ・フォン・シラーの言葉である。運命と聞くと、ベートーヴェンの代表作のひとつでもある交響曲第5番の「ジャジャジャ、ジャーン」…