いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
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玄侑宗久
日本の武道や芸事では必ず「型」から入る。まずは「型」ありきということだ。武芸・遊芸にかぎらず、なにごとも基本がしっかり身についてこそ、その先にある名人芸に行き着くことができる。最近、『ないがままで生き…
木村秋則
「奇跡のりんご」で知られている木村秋則氏は、人間は植物がいなければ生きていけないから植物を手本にすればいいと、その体験から提言する。生き方はもちろん、子育てから企業経営まで、すべてにおいて通じると。な…
村上和雄
筑波大学名誉教授であり遺伝子工学の世界的権威でもある村上和雄氏は、著書『幸せの遺伝子』で、日本人が大切にしてきた見えないものへの感謝と祈りの言霊が、幸せの遺伝子をオンにするのだと言っている。つまり、わ…
千利休
「初心忘るべからず」とは世阿弥の言葉だが、そのことを歌った千利休は、茶の湯の精神を「茶道」にまで昇華させた。この歌は、まさに利休の人生そのものではないだろうか。茶の湯の世界は一期一会だと言った利休は、…
グレン・グールド
1982年にこの世を去ったクラシック界の異端児、グレン・グールドは、“希代のバッハ弾き”“エキセントリックなピアニスト”など、数々の異名をとった謎多き演奏家であった。生前、人嫌いで有名だったグールドか…
池田晶子
46歳の若さでこの世を去った文筆家、池田晶子。考えることと言葉での表現に生涯をささげた彼女は、世界は言葉によって形づくられていると提言する。中学校3年生の国語教科書に取り上げられている『言葉の力』は、…
赤塚不二夫
ギャグ漫画『天才バカボン』が生まれた背景には、赤塚不二夫のある思いがあった。「バカに真実を語らせよう」そこからバカボンが生まれ、バカボンのパパが生まれたという。歴史を振りかえってみると、時代の転換期に…
堀文子
真剣に孤独と向き合い、自然の命を描き続ける日本画家、堀文子。100歳を目前にして凜としたその姿は、彼女が描く草花同様、無駄な飾りがない。踏まれても摘まれてもあきらめず、志を貫き自力で生き抜く名もなき花…
渡部昇一
現代はストレス社会と言われている。老いも若きもストレスに押しつぶされ、病気になってしまったり、あげく、死に至る人もいる。ストレスにもいろいろあるだろうが、その大半は、何らかの悩みを抱えているということ…
畳屋のおじいさん
「どうして分かるんです、そんなことが?」わたしは意地わるく聞いてみた。おじいさんは当たり前のように言った。「よく見ていりゃ分かるんだ。たいがいの人間は、じっくり眺めることをしねえから、あいつらの気持ち…