いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
Topics
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア
幾多の名言を残したキング牧師の言葉のなかで、いまの筆者の心に一番響く言葉だ。たとえこの言葉の存在を知らずとも、おそらくは多くの人々が経験し、自覚していることだろう。もっとも、この言葉において、与える影…
井上円了
哲学者でありながら妖怪学研究でも知られた井上円了。万物の不変の原理を解明することを哲学と捉えた円了にとっては、妖怪という不可視でなにやら怪しげなものの世界は、自らの思索を深めるにはうってつけの世界であ…
ラビンドラナート・タゴール
アジア人として初のノーベル賞となるノーベル文学賞を受賞した、インドの詩人タゴール。来日した際は、親交のあった岡倉天心の墓を訪れ、天心ゆかりの六角堂で詩を読むなど大の親日家でも知られた。タゴールはガンジ…
向田邦子
『父の詫び状』『思い出トランプ』など、市井の人々の心の機微を軽妙な筆致でつづった作品で国民的な人気を得た作家・向田邦子。その文章や言行、風貌、生活スタイルにあらわれるのは、「平凡な女のしあわせ」を追い…
中村天風
百年以上も前に、日本で初めてヨガ行者となった中村天風。肉体と精神を統一させる達人の言葉には含蓄が有る。ご先祖様の存在によって今の自分があるという意味では、万人誰しも「生かされている」ということは自明で…
プラトン『法律』
「支配」という言葉の語感が良くないので、プラトンのいう「他の人々による〜支配」も決して心地よいものではないが、それでも「完全なる自由」よりはマシだ、という主張には筆者も与したい。そもそも完全なる自由な…
アンリ・フレデリック・アミエル
HPに格言集を載せておきながら、哲学者アミエルのこの言葉には大きく頷いてしまう。日々の生活を積み重ねるなかでこそ、知識も智恵も磨かれてゆく。それはやがて習慣化し、人格をつくりあげてゆく。格言は所詮、言…
黒澤 明
世界の映画史に残る多くの傑作を残し、名だたる映画監督からの崇敬を一身に集める黒澤明。彼は自作30本のシナリオも手がけているが、そこには「真理の言葉」がきら星のごとく散りばめられている。格言の宝庫といっ…
西郷隆盛
人としてこの世に生まれた私たちだから、たいていは人を相手にしてその一生を終える。では西郷のいう「天」とは何だろうか。日本人ならば「お天道様」なのだろう。道、である。しかし我が身を振り返れば、「人をとが…
穂積八束
明治の開国によって法整備が急務となった日本は、やむなく西洋の法律を翻訳したインスタントなシステムを受容した。だが西洋の徹底した自由主義、個人主義、合理主義を前提につくられた法律が、多少の修正を加えたと…