死ぬまでに読むべき300冊の本
HOME > Chinoma > 死ぬまでに読むべき300冊の本

ADVERTISING

私たちについて
紺碧の将

死ぬまでに読むべき300冊の本

どんなに時代が変わろうとも、本が人類の知的財産であることに変わりはありません。
少年の時分より、本を師と仰ぐ髙久 多樂がさまざまなジャンルから独断と偏見で選んだ300冊の本。
本選びの際の参考書として、活用してください。【テキスト/髙久 多樂】

Topics

file.062『モーツァルトはおことわり』マイケル・モーパーゴ さくまゆみこ訳マイケル・フォアマン画 岩崎書店
本コラム初の絵本。絵本とは言え、文字も小さく、字数も多い。内容も明らかに大人向け。読み応え、見応えじゅうぶんの絵本である。読みながら、涙を抑えることができなかった。感動の涙でも哀し…
file.061『山のパンセ』串田孫一 ヤマケイ文庫
北アルプス最高峰・奥穂高岳のすぐ下にある穂高岳山荘の元支配人であり、遭難救助隊員でもあった宮田八郎をテーマにしたテレビ番組を見たことがある。 宮田は穂高岳を愛し、仲間とともに遭難者…
file.060『百年の孤独』ガブリエル・ガルシア=マルケス 鼓直訳 新潮社
人は数値化できないものにも順位をつけたがる。そのひとつの例が、文学の世界ランキング。文学研究者がこぞって世界文学ランキングなるものを選出しているが、どのランキングでも上位に入ってい…
file.059『医師と僧侶が語る 死と闘わない生き方』玄侑宗久+土橋重隆 ディスカヴァー携書
ゴマンとある健康に関する本のほとんどは、BS放送でよく流れているサプリメントのコマーシャルのようなものだから読まなくていいものだが、この対談本は本質を突いた、ど真ん中のストレート。…
file.058『外科室・海城発電 他五篇』泉鏡花 岩波文庫
泉鏡花の小説は定石を踏まない。圧倒的なまでに強引。プロットの矛盾を指摘しないではいられない人は、読み進めるのが困難だろう。語り手である画家の「私」は、ほんの好奇心から、友人である医…
file.057『昭和天皇(全7巻)』福田和也 文藝春秋
全7巻の大著である。初巻「日露戦争と乃木希典の死」から「英国王室と関東大震災」「金融恐慌と血盟団事件」「二・二六事件」「日米交渉と開戦」「聖断」、そして最終巻の「独立回復」と続く。…
file.056『壁抜け男』マルセル・エイメ 長島良三訳 角川文庫
人間とはどういう生き物か、ひとことで答えよと言われたら、なんと答えるだろう。言い方は千差万別あるとして、万物の霊長という言葉に代表されるような、この世の中で最もすぐれているものとと…
file.055『レスポンシブル・カンパニー』イヴォン・シュイナード+ヴィンセント・スタンリー 井口耕二訳 ダイヤモンド社
会社は社会のなかにあって、どういう存在であるべきか。心ある経営者であれば、必ず直面する大命題である。本書の著者イヴォン・シュイナードが出した答えは「レスポンシブル・カンパニー」。ズ…
file.054『蝉しぐれ』藤沢周平 文藝春秋
時代小説の名手として知られる藤沢周平の、あまりにも有名な作品だが、コロナ禍で人と人の距離がますます離れていく世の中だから、あえて取り上げたい。どうしてこの作品が、多くの日本人の心を…
file.053『苔のむすまで』杉本博司 新潮社
相撲や柔道など、日本独自の国技や武道では、しばしば〝心技体〟が重要だと言われる。精神力、技術、身体の強さを指しているのは言うまでもない。私が好きな本も心技体そろったものが好きだ。す…

ADVERTISING

メンターとしての中国古典(電子書籍)

Recommend Contents

このページのトップへ