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紺碧の将

とてつもないパワースポット

2022.09.19

 ふたたび出羽三山について。

 鳥海山に登った際、足を伸ばした。

 出羽三山とは羽黒山、湯殿山、月山をいう。いずれも山全体が神域で、古くから信仰を集めてきた。芭蕉の『奥の細道』でも、ここはハイライトのひとつで、それぞれに「涼しさやほの三か月の羽黒山」「語られぬ湯殿にぬらす袂かな」「雲の峰いくつ崩れて月の山」という名句を詠んでいる。

 特に羽黒山五重塔(国宝)が好きだ。森のなかに忽然と現れるチャーミングな姿は、なにものとも比べることのできない唯一無二の存在感を放っている。五重塔は山の麓、本堂は山の上という伽藍配置も素敵。

 湯殿山は全域が神であるがゆえに撮影禁止。残念ながらここでその光景を紹介することはできない。温泉が巨大な岩を流れ伝い、その上を歩くことができる。足の裏から天地の力をもらえそうだ。

 月山は2度、登ったことがある。とくだん起伏に富んだ山容ではないが、そこを歩くと特別な気が流れているのがわかる。

 数回前に書いたが、出羽三山を背後にし、前方に海が開ける鶴岡市は、なにか得体のしれない力を秘めていると思う。

 

羽黒山へ至る道

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

須賀の滝。前日、線状降水帯に覆われ、大雨が降ったため、水量が多い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祓川と神橋。緑と赤のコントラストがいい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

湯殿山から遠くの山並みを写す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『Japanist』に出ていただいた山澤清さんを訪れる途中、月山を望む。まさに芭蕉の句の通り、稜線の上に雲の峰がかかっていた。やがていくつか崩れて月の山が現れるのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(220919 第1146回)

 

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