多樂スパイス
HOME > Chinoma > ブログ【多樂スパイス】 > 戦国の舞台、大垣

ADVERTISING

私たちについて
紺碧の将

戦国の舞台、大垣

2022.10.31

 前回、伊吹山に登った話を書いたが、その拠点としたのは大垣だった。大垣は、芭蕉の『奥の細道』の最終地でもあるし、関ヶ原の合戦においてはきわめて重要なところだった。

 関ヶ原合戦の前日まで、石田三成ら西軍は、大垣城に陣取っていた。当初はこの城で東軍を迎え撃つ算段だったようだ。

 しかし、前夜、冷たい雨が降りしきるなか、三成たちは関ヶ原へ向かって移動する。籠城するより、広い平地で短期決戦を挑んだのである。

 狙いそのものは、妥当だった。開戦前の陣形を見て、西洋の軍事専門家は十人中十人が、「西軍の勝ち」と言ったという。西軍は関ケ原の周りの小高い丘や山に陣取り、平地を囲むようにして鶴翼の陣を敷いている。対して東軍は平地に密集し、退路も絶たれている。

 しかし、結果は皆さんもご存知のとおり。いくさは人間がやるものだから、理論通りにはいかないのだ。

 ところで、大垣城。空襲で焼けるまでは国宝だった。周囲は「水の街」を標榜するだけあって、水路がめぐらされ、水門川が流れる(芭蕉は水門川を船で下って伊勢へ向かった)。

 大垣は馴染みのない街だったが、行ってみると、なかなかに風情のある街だった。

 

大垣駅のコインロッカーも戦国モード

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大垣城周りの水路

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気品ある大垣城

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(221024 第1151回)

 

髙久の最新の電子書籍

『禅ねこうーにゃんのちょっとした助言』

『焚き火と夕焼け エアロコンセプト 菅野敬一、かく語りき』

『魂の伝承 アラン・シャペルの弟子たち』

『葉っぱは見えるが根っこは見えない』

『偉大な日本人列伝』

『本物の真髄』

 

本サイトの髙久の連載記事

◆音楽を食べて大きくなった

◆海の向こうのイケてる言葉

◆死ぬまでに読むべき300冊の本

【記事一覧に戻る】

ADVERTISING

メンターとしての中国古典(電子書籍)

Recommend Contents

このページのトップへ