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紺碧の将

36歳を迎えたコンパス・ポイント

2023.04.03

 今から36年前、コンパス・ポイントは産声をあげた。はじめの1年間は個人事業だから厳密な設立日はないが、おおむね4月上旬に事業を始めている。

 とくだん、立派な決意のもとに事業を始めたわけではない。ただ、自分はこれ以上人に雇われるのは無理だなと、どちらかといえば消極的選択の結果だった。それまでに5つの会社に在籍し、あまり使いものにならないということを身を以て知ったのだから(それでも最後の2社、広告業と雑誌の出版業はまあまあだったかあ)。

 なぜか名前だけは決まっていた。学生時代から、万が一自分でなにかするときはコンパス・ポイントという名にしようと思っていたのだ。わかる人にはわかるのだが、バハマ諸島のナッソーにあるレコーディング・スタジオの名である。

 創業から1年後に法人化し、その1年半後に社屋をつくり、2002年には『fooga』を創刊し、その流れで出版業に参入し、その流れで『Japanist』という雑誌をつくり……。その間、IT化が加速し、仕事のやり方が激変した。

 それでもこうして事業を継続できていることが不思議である。わが社は世間によくある広告会社とはかなり異なるスタイルでやっている。そもそも代表者の私は月に1度くらいしか出社していないし、広告業をやっているのにSNSの類は嫌いでいっさい見ない。それなのに36年も続いているというのは、運がいいとしか言えない。

 よくわからないけど、日々楽しく仕事をし、人生を謳歌していることはまぎれもない。今関わっている人たちには、感謝あるのみ。

(220402 第1174回)

 

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