A man is known by the company he keeps.
ことわざ
その人がどういう人物なのか、その人の仲間を見ればわかるという意味。
どの世界においても何ごとかを成し遂げた人は、それなりの努力をしている。もちろん天賦の才もあるだろうが、同じような志を持った人たちと交わって切磋琢磨し、少しずつ自分の能力を磨き、そこに至っているはず。すべての人が一流になれるはずがなく、またすべての人が自堕落な一生を送るはずもない。
人生がうまくいっている人が闇バイトに応募することはありえない。残念ながら、闇バイトに関わる人は、「すでに」そういう人なのだ。
とすれば、どちらの側に属したいのかを真剣に考える必要がある。
社会人になって数年もすれば、自分の立ち位置を確認することができる。そのための材料のひとつが、自分の周りの人を見るということ。うまくいっている人が多いのであれば問題はない。
日本のことわざでは「類は人を呼ぶ」というものがある。英語では、Birds of a feather flock together。同じ羽毛の鳥は集まる。そういえば、今アメリカで大ヒットしているビリー・アイリッシュの曲は「Birds of a feather 」というタイトルである。
(第134回 241202)
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