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紺碧の将

外圧と日本人

2024.12.10

 日本人は伝統的に変革を恐れる。だから波風を立たせる人を嫌った。なにごとにおいても最も良いことは「変えぬこと」。昔から「なにも変えない、ボケ老人のような長老が好まれた」と故渡部昇一氏が書いていた(ボケ老人はいまでは使えない言葉だが)。

 しかし、日本人が自発的に変革したことが3度ある。その時にリーダーシップを発揮した人物が聖徳太子であり源頼朝であり徳川家康である。

 一方、日本人は自分たちでは変革できない分、外圧を利用することに長けている。その典型が幕末〜明治であり、太平洋戦争直後であろう。倒産寸前だった日産もその類かもしれない。

 

 幕末、科学技術で圧倒的な差を見せつけながら開国を迫ってきた西洋列強に対する恐怖感はいかばかりであったか、今となっては想像もできない。わずかでもその残滓を味わってみようと三浦半島を一周した。

 

三浦半島のつけ根、金沢八景の近くにある旧伊藤博文別邸跡(現在修復中)。幕末当時、伊藤はまだ長州藩の火の玉小僧だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浦賀港。ここに4隻の黒船が現れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ペリー記念館にあるミニチュア。ペリーの目線で三浦半島を見ることができる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

半島の突端、城ヶ島に整備された城ヶ島公園。ファミリーもカップルも一日楽しめるかも。遠くに房総半島が霞んで見える

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(241210 第1249回)

 

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