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紺碧の将

15号目の『Japanist』

2012.10.22

 明日、『Japanist』第15号が仕上がる。
 コンテンツとしては今回がもっとも充実していると思う。「転換期のキーパーソン」では、無農薬・無肥料の自然栽培で作られた野菜などを販売している河名秀郎氏を、巻頭対談では今までに世界中で4000万本以上という驚異的な数の植樹をしてきた宮脇昭氏を、「ジャパニストの美術散歩」では植物画家の野村陽子氏を取り上げた。
 くしくも3者とも植物がらみの方々である。
 どうしてこうなったかといえば、私が植物への興味を募らせているからに他ならない。植物の生きる知恵は、まさに本質中の本質だと言える。そこに着目して活動している人は、私にとってじつに魅力的である。
 それからすでにこのブログで紹介しているように、「日本人のモノづくり」では柳澤管楽器の柳澤信成氏を、「Leaders of JAPAN」ではTSUTAYA、代官山蔦谷書店でおなじみのカルチア・コンビニエンス・クラブを経営する増田宗昭氏を紹介する。
 また、「じぶん創造物語」ではテーブルコーディネーターとして第一線で活躍する山本侑貴子氏を、「学び舎探訪」では被虐待児を対象とした養護施設を運営する「星の家」を取り上げた。
 そして、特筆すべきは、今号から「町工場からのメッセージ」と題して、エアロコンセプトの菅野敬一氏の連載インタビュー記事が始まったこと。第1回目は「モノづくりとブランディング」というテーマで、ブランドの構築に関する奥深いお話しを窺った。
 山田宏氏、田口佳史氏、上甲晃氏など、日本を憂える「もののふ」たちの連載記事も充実している。
 さらに、手前味噌ながら、私の連載記事「偉大な日本人列伝」もぜひとも読んでいただきたい。今回は岸信介について書いたが、彼の功績を調べるほどにわれわれ日本人はその偉大な人物への評価をきちんとなさなければならないという思いを強くした。国のために(ということはわれわれ日本人のために)身を賭して政治家としての姿勢を貫いた岸は、落魄著しい日本の政界にとって恰好のお手本になるのではないかと思う。
 すでに16号にとりかかっているが、号を重ねる毎に、日本に生まれて良かった、なんて自分は幸運なのだと思わずにはいられなくなる。
 最新号はもちろん、バックナンバーも代官山蔦谷書店で購入できます(第7号・10号を除く)。
(第376回)

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