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紺碧の将

テリー60冊目の本

2008.07.01

 北原照久さん60冊目の本を小社にて刊行した。

 タイトルはズバリ、『出会い』。北原照久サクセスストーリーの秘訣を端的に表すなら、このひとことに尽きる。まさに、さまざまな出会いが北原さんを日本有数の「幸せな男」にしたのだ。

 もちろん、それらの出会いは、棚からボタモチが降ってくるように勝手に落ちてきたわけではない。そういう出会いを呼び込んだのは、まぎれもなく本人なのだ。『fooga』今月号の特集で、てんつくマンも似たようなことを言っていたではないか。

「神様は自分の心を見透かしているから、一生懸命やっていないとそれなりの人にしか会わせてくれない」と。逆に言えば、一生懸命やっていれば、それなりに素敵な人に会わせてくれるというわけだ。そして、そこから人生が大きく好転することになる。

 今回のこの本では、北原さんが今までに出会った数多くの素敵な人たちの内、わずか9人だけを取り上げている。母親ほか浜圭介、矢野雅幸、有吉暉子、北村宏、加山雄三、吉永小百合、北原旬子、平林良仁各氏との出会いを綴りながら、「うまくいく人生の秘訣」を伝授してくれている。

 あとがきにも書いたが、世に人生のハウツー本はたくさんあるが、ごちゃごちゃたくさん読む必要はない。この本一冊だけでじゅうぶんである。それくらい、北原さんの体験談は普遍性があり、わかりやすい。それにこの本、文字も大きくて読みやすい。あまりストレスを感じさせずに読ませるには、と考えた結果、このポイントになったのだ。本来なら、もう少し小さくすればお洒落になるんだけど。

(080701 第56回 写真は、60冊目の本を持ち、ご満悦の北原氏 )

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