弱くなった私と強い人たち
最近、弱くなったと感じる。なにに対して弱くなったかといえば、「悪いものに対して」である。おそらく、衛生状態の悪いところに住んだら、真っ先に死んでしまうと思う。
化学添加物てんこ盛りの食べ物や酸化した油、質の悪い酒、汚染された空気など、体がすぐに拒否反応を示してしまう。去年、ラクトアイスを食べたら、2日くらい体調が悪くなってしまった。缶コーヒーなど製糖が入った飲み物もダメだろう。コンビニの弁当やハンバーガーショップのハンバーガーもダメに決まってる。安いチェーン居酒屋で飲食をした後は必ず体調不良になる。
いいことなのか悪いことなのか。贅沢な食事は要らないが、「本物」の食事を心がけているうち、そういう体質になってしまった。この体で死ぬまで貫ければいいのだろうが、環境が変わったら対応できないかもしれない。
世の中のいろいろな仕事を見て、自分でもできるかなと考えることもある。事務、販売員、製造業のライン、力仕事、公務員、営業……。どれも勤まらないだろう。ほんとうなら、歳を重ねるごとにできる仕事が増えてもいいはずなのに、むしろ減っていく。いいことなのか悪いことなのか。
以前、インドに行ったとき、驚いた。そのたくましい生命力に。見るからに不衛生なスラムで元気に生きている人たち、重労働を厭わない女性たち、泥んこまみれで遊ぶ子供たち。私がそこに入って行ったら、すぐに病死しそうだ。
かといって、私は潔癖症ではない。手はほとんど洗わないし、うがいもしない。床に落ちた物も食べてしまうことがある(うーにゃんの毛がついているかも)。そんなわけだから、抗菌グッズははなからバカにしている。
これから自分の体はどう変わっていくのだろう。耳を澄まして体の声を聞くしかあるまい。
(170416 第714回 写真上はインドの力強い女性。下はこれから力強くなるであろう女の子)