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紺碧の将

進化する日本代表チーム

2018.06.30

 ワールドカップの日本代表戦を見ている。先日も、夜11時試合開始の試合を見るため、ごていねいに夜8時にいったん就寝。仮眠をとって万全の態勢で観戦に臨んだ。11時から見るのに仮眠をとる必要があるのか、という意地悪な質問は受け付けない。

 最後の試合運びについて、いろいろな批判があるが、あんな光景はワールドカップでは何度も見ている。他会場の動きを見ながらあのような判断ができる西野監督はかなりのリアリズムを有していると見る。そもそもうまくいっているチームのメンバーを6人も入れ替えるなど、相当の覚悟がないとできない。それまでに得点をあげた4人(香川・大迫・乾・本田)、主将の長谷部、センターバックの晶子、走り屋の原口などをはずしたのだ。別のチームで予選最終戦を戦ったといってもいいくらいだ。

 一昔前の日本代表は、こんなに選手層が厚くなかった。左サイドバックの都並が故障したら、代わりの選手がいなかったということもあった。

 次戦の相手は、私が今大会最強と見るベルギー。西野監督がどんな采配をふるうのか楽しみだ。もちろん、次回も仮眠をとってから観戦する(笑)。

 

 思えば、初めてサッカーに魅せられたのは、1974年のある深夜。なにげなくテレビをつけたら西ドイツ対オランダの試合が始まるところだった。西ドイツ大会の決勝戦。この試合のクライフ率いるオランダチームに度肝を抜かれた。当時、私は岡野俊一郎が解説するダイヤモンドサッカーを見ていたので、ヨーロッパの試合にも馴染んでいたと思っていたが、あの試合のオランダは革命的にすごかった。今でこそ全員攻撃・全員守備は当たり前だが、それを初めて形にしたのがあのチームだった。「空飛ぶオランダ人」の異名をとり(もちろん、ワーグナーのもじり)、世界のサッカーの潮流を変えた。

 その後、ワールドカップを見続けた。94年のアメリカ大会は決勝戦をロサンゼルスのスタジアムで観戦した。ま、目の前でバッジョがPKをはずしたのは心臓に悪かったが。

 サッカーを見ると血が騒ぐ。理由はもちろん、明白である。

 

※悩めるニンゲンたちに、名ネコ・うーにゃん先生が禅の手ほどきをする「うーにゃん先生流マインドフルネス」、連載中。今回は「春風に舞うような叱り方」。

https://qiwacocoro.xsrv.jp/archives/category/%E9%80%A3%E8%BC%89/zengo

(180630 第823回)

 

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