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紺碧の将

スターリィマンと家族の絆

2010.03.11

 ついに『fooga』最後の特集になってしまった。

 最後に選んだのは、さいたま市にお住まいのはせがわいさおさん一家。ご主人のいさおさん、妻の芳見さん、娘の祐希さんの3人家族の物語である。

 若い頃、「ずっと絵を描き続けたい」と志したはせがわいさおさん。彼と出会い、「ずっとこの人に絵を絵が描かせたい」と思い、夫を支え続けてきた芳見さん。

 二人の思いは、やがて「夫が絵を描き、妻が物語を添える」という形に発展し、娘・祐希さんの誕生をきっかけに「スターリィマン」という愛の使者が誕生した。

 そして、成長した祐希さんは、母の書いた物語や詩を朗読し、両親の活動を広く知らしめる……。

 家族の絆が希薄になっている現代社会において、はせがわファミリーが織りなす家族の絆とは……。

 そんな視点で構成した。

 

 はせがわさんの絵は、驚くほど濁りがない。画家にとっての色は、作家にとっての文章そのものだと思うが、どうして現代のような濁った時代にあのようにピュアな絵を描き続けられるのか不思議である。

 現代はよくも悪くも分業化が進み、それは家族においても同じ。父親の仕事ぶりを目にする家族はあまりいないだろう。そういう状況にあって、ひとつの目標に向かって力を合わせる家族の姿は多くの読者の心を打つにちがいない。

 『fooga』最終号(第92号)は3月28日発売。

 また、はせがわさんのホームページに本誌が取り上げられています。

http://starryman.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/fooga328-360c.html

(100311 第154 写真ははせがわさんファミリー)

 

 

 

 

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