Poverty goes with laziness.
直訳すれば、貧乏は怠惰とともに歩む。若い頃、ノートに控えていた言葉で、だれが発したのかはわからない。そもそも、よく知られたことわざではないようだ。ネットで調べても出てこなかった。
しかし、真理をついていると思う。懸命に働いた人が必ず裕福になるとは限らないが、怠惰な人が貧しくなる確率はかなり高いはずだ。
この言葉をノートに記した頃、私は当然のことながら貧しかった。若いということは貧しいということだ。若い頃から裕福なのは、なにかがまちがっている。若い頃に褒められ過ぎるのと同じように、その人にとっていい影響を及ぼすとは考えにくい。
貧しかったからこそ、この言葉をノートに記し、その後の人生の糧とすることができた。病を患って健康になるのと同じ。すべては陰陽なのだ。
(第12回 200707)
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