Nobody’s gonna live for you.
ドリー・パートン
ふたたびドリー・パートンの言葉を。
ドリー・パートンの本業である歌の方はあまりピンとこないが、彼女の言葉にはシビれる。いつの時代にも通用する、普遍性のある言葉が多い。
「あなたの人生を、あなたの替りに生きてくれる人はいない」
なんと簡潔な言葉なのだろう。ど真ん中のストレート、ズドン! である。
有史以来、この星に生まれ、死んだ人は星の数ほどいる。今というこの時を共に生きている人は70数億人もいる。しかし、他人と同じ人生を送った人はけっしていないはず。
考えてみれば不思議なこと。数え切れないほどの人間がいて、それぞれが異なる人生を歩むなんて。
それぞれが違って当たり前。であれば、いかに自分の人生の物語を素敵なものにするかは本人次第。物語の主人公は、あくまでも自分なのだから。
(第21回 200910)
本サイトの髙久の連載記事
髙久の著作
お薦めの記事
●美しい日本のことば
今回は、「雲の鼓」を紹介。雲に鼓とくれば、鬼。「風神雷神図屏風」の雷神が浮かびませんか。そのとおり、「雲の鼓(くものつづみ)」とは「雷」のこと。雲にのって現れた鬼神は〜。続きは……。