Normality is a paved road: it’s comfortable to walk but no flowers grow.
ゴッホ
すごい! ゴッホならではの言葉だ。
「普通であるということは舗装された道路みたいなもので歩きやすいが、花は咲かない」
たしかに舗装された道路には花が咲かない(ときに、アスファルトを突き破って咲いているたくましい花もあるが)。
この場合の「普通である」とは「みんなと同じ」という意味だろう。つまり、周りに合わせるばかりでリスクをとらなければ無難な人生をおくれるが、そのかわり得るものもないということ。
普通であることがそんなにいいことなのか、リスクのない人生がそんなにいいのか、他とちがうのはそんなに悪いことなのか……。人それぞれだから一概には言えないが、よくよく考えてみる価値はある。
(第35回 210116)
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