書の愉しみ
2022.01.24
独立書人団の展示会に行ってきた。手島右卿が起こした書のグループであり、アートとしての書を目指している。伝統的な書のスタイルとは大きく異なり、少数字が多い。私はこれまでに『fooga』『Japanist』で多くの書家を取材してきたが、そのすべてが独立書人団に加盟している人だった。
とにかく多い! 日展や院展の展示会でも感じることだが、世の中には表現したい人がたくさんいる。会場全体が書の渦なのだ。
取材した人の作品がたくさん掲示されていた。かなり高齢の人もいるが、元気で書き続けているようだ。概して書家は長生きが多い。手や足腰を使うこと、あるいは力のある文字に接する時間が長いからか。
なかなか上達しないが、書は愉しい。見るのも愉しい。
手島右卿「虚」
戸田提山「いろは歌」
細谷孝雪「行」
川上和舟「悲」
石川雲鶴「しんしん・・・」
(220124 第1112回)
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