多樂スパイス
HOME > Chinoma > ブログ【多樂スパイス】 > 大都会のなかの美しい雑木林

ADVERTISING

私たちについて
紺碧の将

大都会のなかの美しい雑木林

2022.05.02

 東京はコンクリート・ジャングルだと思われているが、実際はとても緑が多い。私の行動エリアが神宮外苑から東京駅周辺にかけてが多いということもあるだろうが、人がていねいに手を入れた森や林が数多くある。

 大手町の高層ビル群の谷間に忽然と現れる「大手町の森」もそのひとつ。みずほフィナンシャルグループが集約する一帯だが、この雑木林は驚嘆に値する。

 じつはこれ、千葉県君津で醸成した雑木林を土壌ごと移植し、3年の時間を費やしてつくられたという。クヌギなど常緑広葉樹が生い茂り、美しい野草が葉を伸ばしている。雑木林のなかには小川があり、小鳥たちもやってきている。適度な木陰をつくるからか、空気がさらさらし、微風が吹き抜けている。

 この雑木林の奥には「ザ・カフェ by アマン」という小洒落たカフェがある。あのアマン・リゾーツが経営するカフェだ。上の写真のように、ガラス張りで、雑木林が見渡せるようになっている。カフェの入口の近くに「アマン東京」の客室とレストランに通じる入口がある(アマン東京は33〜38階)。

 みずほ銀行と聞くとシステム障害を連想してしまうが、こんな雑木林をつくってしまう度量もあったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(220502 第1126回)

 

髙久の最新の電子書籍

『禅ねこうーにゃんのちょっとした助言』

『焚き火と夕焼け エアロコンセプト 菅野敬一、かく語りき』

『魂の伝承 アラン・シャペルの弟子たち』

『葉っぱは見えるが根っこは見えない』

『偉大な日本人列伝』

『本物の真髄』

 

本サイトの髙久の連載記事

◆音楽を食べて大きくなった

◆海の向こうのイケてる言葉

◆死ぬまでに読むべき300冊の本

【記事一覧に戻る】

ADVERTISING

メンターとしての中国古典(電子書籍)

Recommend Contents

このページのトップへ