多樂スパイス

ADVERTISING

私たちについて
紺碧の将

甲府散策雑感

2023.04.24

 仕事など所要で地方に出向いた折は、なるべくその地を散策する。

 半年ぶりに甲府を訪れた。前回は急激に冷え、寒さに弱い私は危険を察知してすぐに帰ってきてしまったが、今回は天気もよく、じっくり見ることができた。

 市内を散策したのは、2年ぶり。コロナの影響か、市街地の商店街のシャッターが目についた。地元のデパート「岡島」も閉店していた。

 その替わり、新しい感覚の店がポツポツと現れていた。これも新陳代謝のひとつだろう。空き店舗が増える→家賃相場が下がる→若い人が出店する→活性化する、という図式はニューヨークのヴィレッジやソーホーでもおなじみの流れ。

 それとは別に、「変わらない」ものがあるというのはいい。甲府で言えば、武田神社や甲府城など、めちゃくちゃハイパワーの観光スポットがそう。そして、そういうスポットに隠れ、街に品を与えているのが、公共の建築物である。ふらりと歩いても山梨県議会議事堂、山梨県庁舎、山梨県庁別館など、美しい建築物と樹木の調和に見とれてしまう。

 県民性についても、ふと思うことがあった。

 過日、運転免許更新時講習を受けたことは書いたが、そのなかで「横断歩道を人が渡ろうとしている時、車のドライバーが止まる」「交差点の停止線できちんと止まる」など運転マナーに関する都道府県調査の結果について話があった。上位県は長野県、静岡県、山梨県などであった。県民性がまじめなのだろう。今回も道行く人のほぼほぼすべてがマスクをしているのには驚いた。車を運転する人までマスクをしていた。ということは、同調圧力は高いかもしれない。

 

山梨県議会議事堂(右上)

 

山梨県庁舎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山梨県庁別館

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武田神社本殿

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武田神社の濠

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

躑躅ヶ崎の館(武田神社の前身)の俯瞰図

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(220424 第1176回)

 

髙久の最新の電子書籍

『禅ねこうーにゃんのちょっとした助言』

『焚き火と夕焼け エアロコンセプト 菅野敬一、かく語りき』

『魂の伝承 アラン・シャペルの弟子たち』

『葉っぱは見えるが根っこは見えない』

『偉大な日本人列伝』

『本物の真髄』

 

本サイトの髙久の連載記事

◆音楽を食べて大きくなった

◆海の向こうのイケてる言葉

◆死ぬまでに読むべき300冊の本

 

 

【記事一覧に戻る】

ADVERTISING

メンターとしての中国古典(電子書籍)

Recommend Contents

このページのトップへ