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紺碧の将

世の常識は私の非常識

2012.05.03

 今まで何人の素晴らしい人に取材しただろう? 『fooga』の頃から数えれば、3ケタはいくだろう。すべて自分の基準で選び、丹念に取材をしてきた。ところが、ここへきて、私自身が取材されるという事態になっていて、少し戸惑っている。

 なぜなら、私はただただ気の赴くまま生きてきただけだから。自己流の塊のような人間である。世間が「これが常識だ!」「これが正しいのだ!」と言っても、「へ〜ぇ、そうかなあ。僕はそう思わないけどなあ」ということが多かったし、25年続けてきた会社経営についてもとことん自己流であった。世の経営学をベースにすれば、ある部分は重なっているにしても、かなりの部分ではみ出ているか寸足らずだろう。それなのにそれなのに、不思議なもんである。

 よく言われる。いったいこのご時世、どういう手法を使って『Japanist』のようなハイクオリティの雑誌を発行することができるのか? あなたは資産家なのか? あるいは資産家がバックにいるのか? 等々。

 まあ、そう思うのも無理はない。世間の常識で考えれば、かなり「ありえない」ことをやっているのだから。

 でも、私は資産家であるはずがないし、資産家がバックにいるわけでもない。昨年、志が同じということで、神楽サロンの奥山氏らと業務提携をしたが、それまでは常に孤軍だった。業界団体にも属さず、なんらかの徒党を組むこともなかった。50歳にして初めて、人生の師・田口佳史先生と出会ったが、それまでは師と呼べる人もいなかった。そういう人間が、なぜ『Japanist』を発行できるのかといえば、「世の中の常識とはずれたところで生きてきたから」としか言いようがない。

 今回、私が掲載されたのは、ある会社のネット記事。自分で言うのもナンだが、よくまとまっている。動画はちょっと気恥ずかしいけど……。第一、自分が動いている。動いている自分を見慣れていないので、気持ち悪い(笑)。

http://www.svenson.co.jp/25/interview12_1.html

 戦前から続く『先見経済』4月号にも3ページにわたって掲載された。こちらは、記事を読むことはできないが、主旨は上のネット記事とほぼ同じである。

http://www.seiwakai.com/senkenback/20120401.html

 いずれにしても、私ごときに関心を抱いていただき、ありがたい限りである。自分がどうのというより、『Japanist』の流れが世の中に広がっていくことを望んでいるので。

 日本人の底力を信じている。

(120503 第337回 写真はインタビュー風景。場所は神楽サロン)

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