豊かな働き方 貧しい働き方
今年3月から手がけてきた本がようやく仕上がる。三村邦久さんの『豊かな働き方 貧しい働き方 自分と組織のマネジメント論』。
三村さんは「愚直経営」を旗印に、経営コンサルタントを営む友人である。経営コンサルタントと言えば、「なるべく効率よく業績を上げられるよう、経営のアドバイスをする」というのが私のイメージだが、彼のスタンスは少し変わっている。仕事の本質を見つめ、自分たちらしい仕事の仕方を確立させながらいい結果になるよう導くというようなやり方で、世の合理主義とは一線を画す。まあ、だからこそ私との接点もあるのだが。
本のキャッチコピーは、「『豊かな働き方』と『いい人生』は、未来でつながっている」。
私が書いたものだ。「未来で」というのがミソである。「いますぐ」ではない。だから、いますぐ結果を求めようという人は、こういう本は無視して、もっとテクニカルな方法が書かれている本を読んだ方がいい。早く成果を得ることができるだろうから。ただし、そうやって得たものは失うのも早いということをつけ加えておきたい。
この本のコンテンツは以下の通り。
第1章 そもそも「豊かな働き方」ってなんですか?
第2章 なんのかんの言っても、最後は「お金」じゃないの?
第3章 豊かな働き方をすると、どうなるの?
第4章 豊かな働き方に転換するにはどうすればいいの?
第5章 そもそも持ち味ってなんですか?
第6章 経営者と社員の利害は一致しないんじゃない?
第7章 経営に豊かさはあるの?
第8章 そもそも「いい人生」ってなんですか?
世の中には、二つの働き方がある。豊かな働き方と貧しい働き方。
さあ、あなたはどちらの働き方を選ぶ?
本書は本サイト「フーガブックス」欄からもご購入いただけます。
(160825 第660回 写真は『豊かな働き方 貧しい働き方』の表紙)