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紺碧の将

ん? スズメヤナギ?

2017.02.06

 

%e3%81%ad%e3%81%93%e3%82%84%e3%81%aa%e3%81%8d%e3%82%99%ef%bc%91「これはスズメか?」
 そう思った人もいるだろう。
 じつはネコヤナギ。殻がスズメの頭部に、花穂がしっぽのように見える。

 もともとネコヤナギは、尾の部分がネコのしっぽのように見えることから命名されているが、私ならスズメヤナギと呼びたい。
 自然界のなかにあると、殻は風で飛ばされてしまうのだろう。あまり見かけない。しかし、家のなかにあると、ずっと残っている。
 ネコヤナギは他のヤナギ類より一足早く開花することから、春の訪れを告げる植物とみなされている。わが家では立春のずっと前に開花した。

 思えば、植物の形はじつに面白い。どんな造形作家もかなわないほど独創的だ。いったい、どんな茶目っ気のある創造主がこのような形をデザインしたのかと感心するばかりだ。

 そう思って自然界を眺めると、不思議な形ばかり。「え? いままで気がつかなかった!」と悔しい思いをすることになる。
%e3%81%ad%e3%81%93%e3%82%84%e3%81%aa%e3%81%8d%e3%82%99%ef%bc%92 こういうものを見つけて喜べる私は、ほんとうに安上がりな人間だ。
(170206 第698回 写真はいずれもネコヤナギ)

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