うーにゃん先生流マインドフルネス
「髙久さん、お願いがあるんですけど」
ある日、香りのコーディネーター・新井幸江さんから相談を受けた。新井さんは以前、『Japanist』の「日ノ本の清談」でもご登場いただいた方で、本業の傍ら、修善寺で家庭農園もされている。
相談というのは、新井さんが新たに立ち上げる「気和心」というショップサイトに、わが家の家宝であり師匠でもある「うーにゃん先生」に登場してほしいという内容だった。
「わかりました。とくだん、忙しそうにはしていませんが、私が勝手に返事をするわけにはいきませんから、まずはうーにゃん先生のご意向を聞いてみます」と言って辞した。
帰宅して事情を話すと、即座に断られた。かなり忙しいのだという。
そのことを新井さんに伝えると、「そこをなんとか……」と再びお願いされる。それをうーにゃん先生に伝えると、「とにかく忙しいのだ」の一点張り。それをまた新井さんに伝えると、「それは重々承知の上で」と譲らない。
二人の板挟みになって困り果てた私は、最後の手段に討って出た。マタタビである。極上のマタタビをうーにゃん先生に献上し、ようやく連載の許しを得たのであった。
そんな経緯があって(本当かな?)、めでたく「うーにゃん先生流マインドフルネス」が始まった。
第1回目の「うーにゃん先生流マインドフルネス」で語られた「無可無不可」の奥義を、本サイト「日本人として覚えておきたい ちからのある言葉」でも紹介している。
https://www.compass-point.jp/kakugen/
(170731 第740回 写真上はまどろむうーにゃん先生。下は継続して猫背矯正をしてもらっているうーにゃん先生)