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紺碧の将

『Japanist』第3号

2009.10.22

 ようやく『Japanist』第3号が仕上がった。今回はかなりバテバテで、データを仕上げた頃はクビのあたりの骨と筋がコキコキして、やがて首が回らなくなり、底なし沼のような深いため息が出てきた。

 おかしいなあ、20年以上背負い続けてきた借金を返済し終えたばかりで清々しい気持ちのはずなのに……。

 

 というくらい激戦だったのである。なにしろ、ほとんど全部と言っていいほど自分で編集・制作をしているし、今回に限って言えば、70ページ以上も原稿を執筆した(『fooga』再録も含む)。分業が当たり前の大手出版社の編集者が聞いたら、間違いなく腰をぬかしているはずだ。

 しかし、仕上がった時の感動の深さは、簡単に言葉にできるものではない。全身全霊を込めたモノを制作する醍醐味は、一度味わったら簡単に止められるものではないのだ。

 

 今回から、表紙のタイトルの上にサブコピーをつけた。

「誇りある日本人のための志誌」。

 まさにそうなのだ。逆に言えば、「誇りある日本人」でなければ、読まなくていい。少しでも多くの人に読んでもらうために……などという理由で読者に媚びを売るつもりはないから。そういう雑誌は世間に腐るほどあるので、あえて自分がそれに手を染める必要はない。たとえ、今よりずっと経済的には潤ったとしても。

 そのかわりといってはナンだが、「誇りある日本人」がじゅうぶん満足してくれる内容を心がけているつもりだ。もちろん、毎度悔やむことが多いが、志誌の名にふさわしいコンテンツであると自負している。

 具体的な内容は、当ホームページのトップから、Japanistの専用ページに入ってください。

(091022 第123回)

 

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