多樂スパイス

ADVERTISING

私たちについて
紺碧の将

12×5=60

2019.03.27

 私は亥年生まれ。今年、5回目の歳男を迎えた。ということは、12×5=60。え? 60歳? 信じられな〜い(と声が裏返る)。

 一昔前なら、赤いチャンチャンコかなんかを着せられて「はい、終わった人」の烙印を押されたのにちがいない。しかし、人生100年時代のいま、いいのか悪いのかわからないが、還暦くらいは洟垂れ小僧でもある。

 一区切りの年にふさわしく、今年は「終わり」と「始まり」がいくつも交差している。1月に発行した『Japanist』は10年間のピリオドとなったし、これまでの集大成ともいえる『葉っぱは見えるが根っこは見えない』も無事刊行した。

 一方、新しく始まったものもある。全国47都道府県のすべてを回って、それぞれの〝宝物〟を再発見しようという試みもそのひとつだし、その他諸々……。

 

 ところで、東京駅のドームに十二支のレリーフがあることを知っている人も多いだろう。じつはあれ、方角を表すために作られたらしい。つまり、丑は北東、寅は北東、辰は南東、巳は南東、未は南西、申は南西、戌は北西、亥は北西を表す。あのドームは八角形だから、4つ省かれている。それが卯、酉、午、子で、それぞれ東西南北を表すらしい。東京ステーションギャラリーの入り口近辺に、修復前に使われていたレリーフが展示されているが、そこに我がイノシシ君がある(右上写真)。

 去年の秋だったか、イノシシに襲われて人が亡くなった。あの猛進をまともに受けたら命はない。

 私もしばらく突っ走ろうと思う。もちろん、人を襲うつもりはない。

 

 ※うーにゃん先生、自己啓発セミナーに物申す。

うーにゃん先生流マインドフルネス「日々の生活が人をつくる」

https://qiwacocoro.xsrv.jp/archives/1055

 

「美し人」公式サイトの「美しい日本のことば」をご覧ください。その名のとおり、日本人が忘れてはいけない、文化遺産ともいうべき美しい言葉の数々が紹介されています。

https://www.umashi-bito.or.jp/column/

(190327 第888回)

【記事一覧に戻る】

ADVERTISING

メンターとしての中国古典(電子書籍)

Recommend Contents

このページのトップへ