自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。
日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。【テキスト/髙久 多樂】
Topics
2010.10.07
猛暑がようやく去り、爽やかな秋がやってきた。天は母の心のように蒼く高く、風は真理を司るなにものかの子であるごとく清澄だ。こういう時こそ、気を鎮める絶好の機だ。音楽を聴きながら新宿御…
2010.09.05
『なにゆえ仕事はこれほど楽しいのか』というエッセイ集を上梓した。大げさなタイトルだなあと思う方も多いと思うが、けっして奇をてらったわけではない。ありのままの気持ちをタイトルにしただ…
2010.08.09
山に登り始めて、「山に神々が棲んでいる」と感じていたが、最近はまたちがう理解をしている。山ばかりではなく、地球、いや宇宙のすべてが神なのだ、と。東洋らしく「天」と言い換えた方がしっ…
2010.08.04
8月3日、二期倶楽部・夏の恒例「山のシューレ」に参加した。宮大工である小川三夫氏によるワークショップの後、その小川氏と宇宙工学士・的川泰宣氏の対談があった。片や薬師寺西塔などを再建…